せっかくiPad2を買ったのに、使わないなんてもったいないので、嫌々ながらも(大嘘)毎日触ってます。

さて、iPadを使っていて感じたのは、画面が大きいので、電子書籍のような文書の持ち運び・閲覧に向いていること(というか、半分そのための製品だから当然ですね…)。特に辞書・辞典のようなかさばるものは、デジタル化すると便利です。

今日は、そんな辞典の中でも、最大の情報量を誇ると思われるWikipedia先生を、インターネッツなしで、呼び出せるようにiPadに押し込んでみました。


※この写真はブログ用に撮ったもので、実際の画面ではありません。ややこしや(笑)

じつは、以前もiPodtouchに、オフラインWikipediaを入れていた事があります。
Wikipediaからデータをダウンロードして、変換するのですが、時間がかかるし、変換ツールがコマンドラインだし…と、非常にめんどくさかったです。

今回、ひさびさにiPadに入れようと思ったのですが、以前とくらべ、とても簡単な方法を知ったので、この記事ではそれを紹介します。

こちらは本物の辞書画面。iPad2を検索したところ。

このように、ほぼ最新のWikipediaの記事が、iPadにまるまる入ってしまうので、WiFiモデル持ちの方は、とくに役立つと思います。

1.EPWINGリーダーAppを用意

今回iPadに入れるWikipediaはEPWINGという形式になっているので、まずEPWINGを表示できるアプリを用意します。

EPWINGは、電子辞書の標準形式で、対応したリーダーがあればどんな機器でも、同じ辞書を利用できます。つまり、この記事では、iPadでの導入方法を解説しますが、対応したリーダーがあれば他のiOS製品はもちろん、Mac、Windows、Android等でも同じデータが使えます。

iPad/iPhoneで使える、EPWINGリーダーはいくつかありますが、今回は、iPadにちゃんと対応していて、評価が高かった「EBPocket Professional」というアプリを使いました。

EBPocket Professionalは有料アプリです。

iPad用のUIが用意されているアプリはこれしかありません。でも、EPWING辞書をしっかり使いたい場合は、買ってもいいアプリだと思います。ユニバーサルアプリなので、iPhoneでも使えます。

とりあえず、試してみたい場合は、iPhone用のEBPocket freeでも十分使えます。
ただ、iPad用のUIは入っていないので、iPadで使うとみすぼらしいです。

iPad用の無料アプリが欲しいところですが、iPadアプリは全体的に高めですね…

2.WikipediaのEPWINGデータを入手

さて、このWikipediaデータの準備が大変なところだったのですが、変換済みデータの配布サイトを見つけたことで、かなり楽になりました。

ダウンロード先

Bookends http://sites.google.com/site/boookends/

Wikipediaのデータが更新されるたびに、変換作業をして、せっせとアップデートしてくれている、素晴らしいサイトです。

ここの、ダウンロードページに行き、通常版(ファイルサイズ約7GB)かLite版(ファイルサイズ約2GB)をダウンロードします。

さすが、Wikipedia。ファイルがでかい。
タイトルで「さくっと」って書いてありますが、回線が遅いと、ここはさくっと行かないかも…(ってか僕の家がそうですが)

通常版とLite版の違いは、カラー画像の数などのようです。文章・リンクなどは、ほとんど変わりがないようなので、通常の使用ではLite版でも十分です。

僕は、iPadが16GBなのと、ネットが遅いので、Lite版にしました。

ファイル解凍

ダウンロードしたファイルを解凍します。

ちなみに、.exeという形式だったので「Macでいけるのか?」と思ったのですが、Lite版のファイルでは問題なく解凍できました。通常版は、分割ファイルなので、Macではどうなるかわかりません(無責任)。

辞書フォルダ作成

解凍されたフォルダの中に、「catalogs(ファイル)」と「wikip(フォルダ)」が入っているので、「Wikipedia(任意)」というフォルダを作って、その中に入れます。

3.ファイル転送

辞書データをiPadに転送します。

方法としては、FTP転送とiTunesのファイル共有を使った方法があります。

FTP転送の場合

下記、公式サイトの解説を参考に転送してみてください。丸投げですがなにか。

http://hishida.s271.xrea.com/manual/EBPocket_iPhone/

iTunesのファイル共有のほうが楽で早いですが、下に書いたように条件があるので、無理な場合はFTP転送でがんばってください。

iTunesのファイル共有の場合(Professional版で、iOS3.2以上、母艦MacOSXのみ)

iTunesのファイル共有は、なぜかフォルダをそのまま転送することができないので、ちょっと小細工をします。

さきほどの「Wikipedia」フォルダの名前に「.pkg」追加。

こんなアラートが出るので、「追加」を選択。
これで、.pkgという形式の単独ファイルに偽装(?)出来ます。

iPadをMacに接続して、表示されるiTunesの画面から、「App」タブを選択、「ファイル共有」を表示します。

EBPocketを選択して、「Wikipedia.pkg」を転送。

これで完了!
表示されないときは、一回、アプリを再起動すると認識されます。

4.あとはお好みで表示設定など

標準のテーマは、ゴシック体で、字が小さくて見づらかったので、色やフォントを変更して、このブログっぽい雰囲気にしたら、結構いい感じになりました。

公式の解説を読んで、カスタマイズしてみてください。

http://hishida.s271.xrea.com/manual/EBPocket_iPhone/

Professional版では検索方法も、いろいろ用意されています。
動作も軽快で、770,000項目以上もある見出しの中から、ささっと検索。もちろん、ローカルに全て入っているので、オフライン状態でどこにいても見られます。

EBPocketはEPWING形式の辞書ならば、何でも入れられます。
手元にあった広辞苑第五版もとりあえず入れてみました。

これでいつでも、アップルパイの画像が見られます(笑)

というわけで、オフラインWikipediaの導入は、ダウンロードさえできてしまえばあとは簡単なので、ぜひ試してみてください。でわでわ。