先日、主に薪切り用として、STIHL社のバッテリーチェーンソー(MSA160C)を購入しました。初チェーンソーでしたが、使ってみると道具としての完成度の高さがよくわかりました。ちょっと高かったですが、とても良い買い物をしたと思います。
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MSA160Cの動作音などを確認できるように、超ショートムービーを作りました。
なぜ、チェーンソーを買ったのか。
いままで、どうやって薪をつくっていたのかと言いますと、いわゆる丸ノコというやつを使ってました。これが、めちゃくちゃ効率悪いのです(もともと薪を切るための道具ではないので当然)。
丸ノコでの薪づくりの欠点
- コードが邪魔(作業場所が限られる&ミスって切っちゃう)
- 太い材が切れない・まとめて切れない
- 重い&うるさい&危ない(うちの丸ノコがボロいせいもある)
などなど。
家で使っている薪は、上の写真のように製材所でもらってくる板状のものなので、何とかなっていましたが、ほんと今思うと面倒くさいことをやっていたな〜。
さて、チェーンソーを導入して今日の午前中で切った薪は…
軽トラの荷台にぎっしり詰めたぐらいの板が、薪になりました。
丸ノコでやってたらどれだけ時間がかかることやら。
ちなみに、玉切り用の馬はSTIHLの純正品を真似して作ったのですが、これも作業効率がグンと上がっていい感じです(^^)
バッテリー VS エンジン
ここまでは、「チェーンソーってやっぱ薪切るのに向いてるわ」って話です。では、数あるチェーンソーの中でなぜバッテリー式を選んだのか?
比較してみる
チェーンソーというとまだエンジン式の方が主流です。さらに、電動チェーンソーといってもコード式のほうがメジャー。
「MSA160C」はバッテリー(コードレス)チェーンソーなので、そういう意味ではとってもマイノリティ。
エンジン式の特徴
やっぱりプロ(林業関係)の間では、エンジン式っしょという感じ。
- ○パワーがある
- ◯電源がなくても使える
- (?)男らしい
- ×メンテナンスが面倒
- ×モノにもよるけど重い
- ×本体が高め
- ×エンジン音・ガソリン臭
- ×環境負荷
電動(コード式)の特徴
エンジン式に比べていろんな意味で手軽です。お店の人の話では、電動のほうが故障が少ないとも(水濡れ以外)。よくパワーがないと言われますが、用途が違うかな、と思います。実際使ってみて、家での薪づくりや剪定などで使うライトユーザーなら、電動式で十分という印象です。
- ◯エンジン式と比較して本体価格が安い
- ◯メンテナンスがあまり必要ない
- ◯軽い
- ◯エンジンより静か。ガソリン臭はもちろんなし。
- ◯切るときだけ動く(エンジンはかけっぱなし)
- ◯操作が簡単
- △エンジン式に比べてパワーが劣る
- ×コードはやっぱり邪魔(電気がないとどうしようもない)
バッテリー式の特徴
基本的に、電動であることには変わりないので、基本的に上記の特徴と同じです。
やはり大きいのは、コードレスということ。つまり、バッテリーの性能さえ十分なら、エンジン式と電動式のいいとこ取りとなるわけです。
ただ、肝心のバッテリーの性能は実際に作業してみるまでわからないので、正直不安もあります。しかしそこは、ネット上で見かけるSTIHL製品の信頼度の高さを信じて…思い切って買ってみたというわけです。
「MSA160C」が気に入った理由。
これが初チェーンソーなので、比較するものがあまり無いですが、「STIHL MSA160C」を使ってみて感じた素晴らしさを紹介します。
ちなみに、STIHLはドイツの会社です。何でもかんでも、ドイツ製がいいってわけじゃないですが、この商品を見て「やっぱり、こだわりが違うな〜」と感じました。(同じくドイツの電動工具メーカーFESTOOL社も似たような雰囲気があって気に入ってます。お国柄かな。)
デザイン
ドイツらしい、明快でしゃきっとした色。合理的で使いやすい形態が「機能美」を醸し出しています。やっぱり、かっこいい道具のほうがやる気が出てはかどる!(僕の場合)
安全性・操作性
チェーンブレーキは当然のこと、誤操作防止の二重スイッチや、ハンドルの位置、バランスまで、よく考えて作ってあるなと感じました。
チェーンの調整ダイアルや、チェーンオイルの給油口も工具不要になっていて、バッテリーチェーンソーを使うようなライトユーザーのニーズをしっかり捉えてます。
操作方法の表示もシンプルですが、分かりやすいです。
チェーンもバッテリーチェーンソー用に開発したもので、自分には何が違うのかわかりませんが、良いそうです。
肝心のバッテリー・動作音は?
購入前、とくに気になったのがこの2つだったので、さっそく試してみました。
バッテリー
バッテリー式ということで、心配だったのは、使用時間とパワー。どちらも、自分の使い方では十分でした。
使用時間は、メーカーの仕様では約30分となっています。これは多分、回しっぱなしで切り続けての数字だと思います。実際、朝10時頃に作業を始めて、2時間半くらい薪をつくりましたが、それでやっと残り20%。こっちのお腹のほうが燃料切れ(笑)
パワーに関しても、先ほどの写真のような薪を2〜3枚まとめてのカットでも、変な抵抗はなく、かるーく切れたので不満はありません。刃の切れ味のほうが重要かな。
動作音
音の大きさとしては掃除機くらいでしょうか(屋外で使っているのでもう少しうるさいかも)。当たり前ですが電動工具系の音です。
ただ、モーターの耳障りな高音というよりも、チェーンの回る「ジャー」という音が大きいので、個人的には不快感も少なかったです。イヤーマフがなくても平気なくらい。
というわけで、おすすめです。
薪切るためとか、庭木の手入れとか、そのくらいの「軽い」作業でチェーンソー導入を考えている方には、ちょうどいい。
バッテリーが凄いぶん、値段もなかなかですが、STIHL社の他のバッテリーツールと兼用したりできるので、ひとまずWebサイトでチェックしてみるといいかもです。(我が家でも、今度は草刈機をバッテリー式にしようかと相談してます)
また、チェーンソーはアフターサービスも重要なので、問い合わせ・購入は、全国の販売店を通すのが安心です。
あ、ちなみにこの記事はPRとかじゃなくて、ユーザーとして本当に気に入ったので書いてます(こんなに宣伝したんだから、ちょっとくらいキャッシュバックして欲しいw)。
空想
ソソリます☆
2013.02.11 at 6:46 PM