先日撮った天の川を、見よう見まねで画像処理してみました。

なんだかもうちょっと綺麗にできそうな気がするのですが、とりあえずPhotoshopの機能を使って、けっこう簡単にコンポジット合成(ノイズ除去)などができたので、メモとして(ここのところメモエントリーが多い…)。


まず、結果から。
家の脇から南の空を撮ってみました。天の川やさそり座が見えます。

Before

After

とりあえず、それっぽいものが出来た(クリックで拡大します)。

渋めの補正です。もっと派手なバージョンも作ったのですが、やりすぎた感じ…
そして拡大すると汚い。もうちょっとうまい具合に調整したいなぁ。

作業手順

愚痴っててもしょうがないので、具体的な作業方法の解説へ。
作業環境は、MacのPhotoshop CS5です。

0.画像の準備

本当は星を追っかけながら撮れればいいのですが、赤道儀は持っていないので、普通に固定撮影です。そのまま重ねて合成すると星がずれるので、画像処理で何とかします。

装備

カメラ:Canon EOS Kiss X4
レンズ:SIGMA DC 17-70mm F2.8-4 MACRO HSM

撮影データ

日時:2011/08/04 22:52頃
露出時間:15秒
F値:2.8
ISO:3200
焦点距離:17mm
画像形式:Raw

この設定で、合成用に4枚連続撮影しました。

1.CameraRawで現像

Raw画像をPhotoshopに放り込むとCameraRawという現像プラグインが起動します。
設定のポイントは以下の通り。

設定の同期

画像を全て選択してから、右上の[同期]ボタンをクリック

合成する画像はすべて同じ設定で現像するので、一枚の写真に加えた変更がすべての写真に適用されるように「同期」します。

ノイズ軽減

パレットから[ディテール]を選択して調整

この段階でとれるノイズはとっておく。
でも、実際のところどのくらいとったらいいのかはよくわからない…

レンズ補正

パレットから[レンズ補正]を選択してプロファイルを適用

今回は固定撮影なので画像上の星の位置がずれる=レンズの歪みによってぴったり合成できなくなるため、レンズ補正でなるべくフラットに。ついでに色収差とかも補正される。

その他の調整

画像によるのでお好みで。
現像段階でいじりすぎないほうがいい気がした(気がしただけかも)。

すべての調整が終わったら

[画像を開く]ではなく、[完了]で一旦閉じる

現像設定は画像と同じ階層に.xmpというファイル形式で保存されます。

2.Photoshopで読み込み

[ファイル]→[スクリプト]から[ファイルをレイヤーとして読み込み…]

ダイアログが出るので、先ほど調整したRawファイルを全て選択。
ひとつのファイルに、すべての画像がレイヤーとして読み込まれます(なんかたまに失敗するけど)。

3.位置合わせ

コンポジット合成するため、星の位置をぴったり重ね合わせます。
この工程、Photoshopがもっと優秀だと思ったのですが、なんか上手くいかない(使い方が間違っているのか?)ので、手間がかかります。もう少し楽な方法ないかな…

(自動で合わせる場合)すべてのレイヤーを選択し[編集]→[レイヤーを自動整列] 

「自動設定/コラージュ/位置の変更」の中からよさげなのを選ぶ(画像によって選ぶ)。

ただ、いろいろ試したけど、いまいちちゃんと合わせてくれない…結局、微調整するようなので場合によっては手で合わせたほうが楽かもしれない。

(手動で合わせる場合)レイヤーの描画モードを[差の絶対値]にして微調整

[差の絶対値]はぴったり合うと真っ黒になる。
違う画像なので、完全に真っ黒にはならないけど、なるべく主要な星がぴったり重なるように根気よく調整。一番下のレイヤーを基準に一枚ずつ…

4.コンポジット合成でノイズだけ消す

コンポジット合成は、理屈は単純ですが、被写体は残してノイズだけ消すという、とても都合のいいテクニック。重ねる枚数が多いほどノイズが減ってなめらかになります。

すべてのレイヤーを選択し[レイヤー]→[スマートオブジェクト] →[スマートオブジェクトに変換]

レイヤーがスマートオブジェクトというものになって、ひとつにまとまります。

スマートオブジェクトを選択し[レイヤー]→[スマートオブジェクト] →[画像のスタック]→[中央値]or[平均値]

この処理で、コンポジット合成と同じ効果が得られます。ここは楽。
[中央値]のほうがゴミが消えやすい、とどこかに書いてあったような気がする。
ちなみにコンポジット合成のノイズ除去効果はこんな感じ。

5.画像補正

あとは、フォトショップの機能を使って色味とかを調整して出来上がり。
この調整がまた難しいんですけどね…

というわけで、備忘録的な記事でした。
Photoshopでそれなりに出来ることはわかったので、もっといい方法を探してみます。